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アメリカ・ドキュメンタリー映画史上の傑作『グレイ・ガーデンズ』&『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』上映イベント開催!

アメリカ・ドキュメンタリー映画史上の最重要作『グレイ・ガーデンズ』Grey Gardensとその続編『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』The Beales of Grey Gardensが、2018年7年29日(日)に1回限定で、渋谷TOEIにて上映されることとなりました! もちろん日本語字幕つきです。

上映後トークゲスト決定!
『イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生』(アスペクト)などで、本作を取り上げていらっしゃるコラムニストの山崎まどかさんと、詩人の文月悠光さんをお呼びし対談を行います! また、著名人の方からおすすめコメントも届いております! ゲスト&コメント詳細はこちら。

また、作品と、特に製作・監督のメイズルス兄弟については藤井仁子さんによる解説をアップしました。

マーク・ジェイコブスアイザック・ミズラヒなどの名だたるファッションデザイナーや、Rookieブログや『Rookie Yearbook』などで知られるタヴィ・ゲヴィンソンがお気に入りの一本として挙げている、カルト的人気を誇る伝説的傑作です。また、ジェシカ・ラングドリュー・バリモア主演でテレビ映画化もされ、さらにミュージカルにもなった、まさに型破りなドキュメンタリー映画です(日本版ミュージカルは演出・宮本亜門、メインキャスト・大竹しのぶ草笛光子)。日本語字幕つきで貴重な上映となるかと思いますので、ぜひこの機会にご覧ください! また上映後には、ゲストをお呼びしてトークを行います。

ちなみに、本作に影響を受けたクリエイターたち:マーク・ジェイコブス、アイザック・ミズラヒ、トッド・オールダム、ジョン・バートレット、ルーファス・ウェインライト、グレタ・ガーウィグ、レナ・ダナム、タヴィ・ゲヴィンソン、ほか多数!


≪ビッグ&リトル・イディ親子とは≫
J・F・ケネディのジャクリーヌの叔母ビッグ・イディとその娘リトル・イディ。名家の生まれでありながら、二人とも若いころに歌手やモデルとしてショービジネス界を志す。しかし成功を収めることはなく没落し、高級住宅地イーストハンプトンにある、そこら中に穴があいた廃墟のような豪邸で二人きりのエキセントリックな生活をしている。世間から隔絶された一見すると悲惨な暮らしぶりでありながら、特に娘のリトル・イディは奇抜なファッションセンスと、突然歌い踊りだすなど明るすぎるキャラクターで観客を魅了し、『グレイ・ガーデンズ』が公開されるや、一躍ファッションアイコンとして認められることになる。



≪あらすじ≫
ケネディ大統領の妻ジャクリーヌの叔母といとこであるビッグ&リトル・イディの親子は、ボロボロの屋敷で二人暮らし。ともにシンガーやモデルとしてショービジネスの世界を目指した過去をもつ二人は、喧嘩をしたり、ラジオから流れてくる曲に合わせて歌ったり、ベランダで日光浴をしたり、猫に餌をやったりして暮らしている。とくに娘のリトル・イディは、監督のメイズルス兄弟にダンスを披露したり、二人を誘惑してみたり、とにかく活発に話して動きまわる。そしてなによりも、頭にスカーフを巻いたりスカートを上下逆さまに着たりするなど、著名デザイナーなどにも影響を与えることになる奇抜で個性的なファッションが魅力的。1975年の『グレイ・ガーデンズ』では、母と娘の一筋縄ではいかない異様な関係が鮮烈に描き出されている。

75年当時の未使用テイクを使用し、2006年に発表された『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』は、外出時の様子などリトル・イディの生活により密着。また、あわや大惨事になりかねないボヤ騒ぎの様子も収められている。さらに、両作を通じて展開するビッグ&リトル・イディと監督のアルバート&デヴィッド・メイズルス兄弟という2対2の関係性も面白い。



≪製作・監督:メイズルス兄弟とは≫
アルバート・メイズルス(1926-2015)、デヴィッド・メイズルス(1931-1987)
アメリカ、ボストンに生まれたメイズルス兄弟は、1960年代に始まるドキュメンタリー映画の潮流“ダイレクト・シネマ”の代表的映画監督。兄アルバートは、ケネディとハンフリーの大統領予備選を追ったPrimaryにカメラマンとして参加などした後、弟デヴィッドと共同での映画制作を始める。二人の代表作には本作のほか、聖書のセールスマンを追ったSalesman、初訪米時のザ・ビートルズに密着した『ザ・ビートルズ ファーストU.S.ヴィジット』や、コンサート中に観客が刺殺される瞬間も捉えた『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』、美術家のクリスト&ジャン・クロードを追った『クリストのヴァレー・カーテン』などがある。デヴィッドの死去後も、アルバートは『アイリス・アプフェル! 94歳のニューヨーカー』などを発表している。また、アルバートは撮影監督としてオムニバス映画『パリところどころ』ゴダール篇にも参加。ゴダールは彼のことを「アメリカ最高のカメラマン」と評している。

≪編集・監督:エレン・ホド、マフィー・メイヤー とは≫
メイズルス兄弟の映画では、編集者も監督としてクレジットされていることが多い。ホドのインタビューによると、撮り終えた大量のフィルムから取捨選択し、主題を見出し、順番を考えつないでいく編集作業に、少なくとも本作でアルバートは全く、デヴィッドもほぼ関わっていないのだ(資金調達のため他で仕事をしていた)。編集を行ったのは、ともにメイズルス兄弟以外の作品でも監督として数多くの賞に輝いているエレン・ホドとマフィー・メイヤーのふたり。同じくホドによれば、『グレイ・ガーデンズ』の主題をデヴィッドは「リトル・イディは家を出ていくのかどうか」に見ていたが、編集のふたりは「なぜこの母娘は(他の人との関わりを排してまで)一緒にいるのか」という点だと見抜き編集を行ったとのこと。その後、1978年にMiddlemarch Films, Inc.という会社を共同で設立したホドとメイヤーは、テレビ映画や、アメリカ建国の歴史などをテーマにドキュメンタリーを作り続けている。主な作品にEnormous Changes at the Last MinuteBenjamin Franklinなどがある。

参考文献:Rosenthal, Alan and Ellen Hovde. “Ellen Hovde: An Interview.” Film Quarterly, Vol. 32, No. 2, Winter 1978-1979, pp. 8-17.



『グレイ・ガーデンズ』
[監督][製作]アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス [監督]エレン・ホド、マフィー・メイヤー [出演]イーディス・ユーイング・ブーヴィエ・ビール、イーディス・ブーヴィエ・ビール  [編集]スーザン・フロムキー、エレン・ホド、マフィー・メイヤー [共同製作]スーザン・フロムキー  [公開年/上映時間/スクリーンサイズ]1975年/95分/スタンダード・ブルーレイ上映・日本語字幕:森彩子

『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』
[監督]アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、イアン・マーキウィッツ  [出演]イーディス・ユーイング・ブーヴィエ・ビール、イーディス・ブーヴィエ・ビール  [編集]イアン・マーキウィッツ [製作]ターニャ・メディング  [公開年/上映時間/スクリーンサイズ]2006年/91分/スタンダード・ブルーレイ上映・日本語字幕:森彩子


予告編公開しました! 日本字幕つきです(字幕:森彩子)。レナ・ダナムが手首に彫っているというSTAUNCH(頑固者)は、予告編に登場するリトル・イディの言葉から! S-T-A-U-N-C-H !! 


【イベント詳細】
日時:2018年7月29日(日)
会場:渋谷TOEI シアター②189席(9F)
17:00  開場
17:30『グレイ・ガーデンズ』開映
(入れ替え&開場)
19:30『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』開映
21:05  コラムニスト・山崎まどかさんと詩人・文月悠光さんの対談
イベント終了は21:35を予定しております。
ナインストーリーズさんが、本作へのオマージュとしてサコッシュを制作してくれました。当日、上映前後に会場で販売します。
詳しくはこちら

【チケット】
渋谷TOEI 劇場1Fチケット窓口にて販売致します。入れ替え制。
当日券:各作品1,800円
前売券:各作品1,500円
前売券は7月14日土曜日より上映前日まで、渋谷TOEI 劇場1Fチケット窓口で販売。
※チケット販売時間につきましては、劇場HPをご覧ください
★渋谷TOEIホームページ

 


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Killer of Sheep

スラム街に暮らす黒人たちの暮らしを鮮やかに描き、望まれながらも長らく劇場公開されなかった、黒人監督チャールズ・バーネットによる幻の傑作。 1970年代中頃、ロサンゼルスにあるワッツ地区。黒人たちが住むそのスラム街で、スタンは妻と息子、娘の4人で暮らしている。スタンは羊などの屠処理の仕事をし、一家は裕福ではなくても、それほど貧しくはない生活を送っていた。しかし仕事に励むなかで、日に日にスタンの精神は暗く落ち込み、眠れない日を送るなかで妻への愛情を表すこともしなくなっていた。 子供たちが無邪気に遊びまわっている街は、一方で物騒な犯罪が起き、スタンの周りの知人友人にも小さなトラブルは絶えない。 そんななか、家の車が故障したため知人からエンジンを買おうと出掛けるスタン。しかしエンジンを手に入れたスタンは、その直後思わぬ事態に見舞われるのであった……。

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