砂時計サナトリウム (提供:JAIHO)
Sanatorium Under the Sign of the Hourglass
2014|76分|イギリス、ポーランド、ドイツ|カラー
あらすじ
──時が崩れる。記憶が静かに発酵する。
クリストファー・ノーラン監督も心酔する、
映像表現の極北を切り拓いてきたブラザーズ・クエイの“帰還”。
青年ヨゼフは、忘れられた支線を走る幽霊のような列車に揺られ、死の床にある父を見舞おうと遠く離れたガリシア地方にあるサナトリウムを訪れる。到着したサナトリウムは、既に活気を失い、怪しげな医師ゴッタルダによって仕切られていた。彼はヨゼフにこう告げる。「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」。 やがてヨゼフは、そのサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であることに気づき、そこでは時間も出来事も、目に見える形をとって存在することができないと知る。
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上映館情報
7/12(土)〜8/29(金)
東京|シアター・イメージフォーラム さん
7/25(金)〜
京都|京都シネマ さん
7/25(金)〜
長野|上田映劇 さん
8/9(土)〜
兵庫|元町映画館 さん
8/16(土)〜8/22(金)
北海道|シアターキノ さん
8/23(土)〜
愛知|ナゴヤキネマ・ノイ さん
9/13(土)〜
石川|シネモンド さん
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ブラザーズ・クエイ プロフィール
1947年、フィラデルフィア近郊に生まれたブラザーズ・クエイは、(旧)フィラデルフィア芸術大学およびロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学ぶ。1980年、キース・グリフィスとともに制作スタジオ「コニンク(Koninck)」を設立。以来、彼らは人形アニメーション、ドキュメンタリー、幕間映像、コマーシャル、ビデオ・インスタレーションなど、さまざまなジャンルでハイブリッドな映像作品を数多く生み出す。演劇、オペラ、バレエの舞台芸術も手がけ、バレエ作品は3作品を映像化、また実写映画も3作品を監督。彼らの作品の多くは、ブルーノ・シュルツ、フランツ・カフカ、ローベルト・ヴァルザー、スタニスワフ・レム、フェリスベルト・エルナンデスといった作家たちの作品から着想を得ている。2012年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)にて、過去最大規模の回顧展「読唇術人形のための調剤師の処方箋の解読について」が開催された。
キャスト
競売人、およびナレーション(声):タデウシュ・ヤニシェフスキ
競売人の助手、女中、アデラII 役:ヴィオレッタ・コパンスカ
ヨゼフ(煙突掃除人)役:アンドジェイ・クワク
スタッフ
シナリオ: ブラザーズ・クエイ
演出: ブラザーズ・クエイ
編集: ブラザーズ・クエイ
人形、美術: ブラザーズ・クエイ
アニメーション撮影: ブラザーズ・クエイ
原作:ブルーノ・シュルツ
音楽・音響空間: ティモシー・ネルソン
追加音楽: アルフレート・シュニトケ
実写撮影監督: バルトシュ・ビェニェク
キャスティング・ディレクター: ポリーナ・クラジニク
プロダクション・デザイナー(美術監督): アガタ・トロヤク
衣装デザイナー: ドロテ・ロックプロ
メイクアップ・アーティスト: アンナ・ブトゥニ
サウンド: ヨアキム・スンドストロム、ブラザーズ・クエイ
整音(リレコーディング・ミキサー): ミハウ・フォイチク
デジタルカラーグレーディング: ミハウ・ヘルマン
ファースト・アシスタント・ディレクター(第一助監督): マウゴジャータ・マウィサ
ライン・プロデューサー: マウゴジャータ・マウィサ
プロデューサー: ルーシー・コンラッド、イザベラ・キシュカ=ホフリク
エグゼクティブ・プロデューサー: キース・グリフィス、ミア・ベイズ
共同プロデューサー: ヴィオラ・フューゲン、ミヒャエル・ヴェーバー、トビアス・パウジンガー
アソシエイト・プロデューサー: マルレナ・ウカシアク、マルタ・デ・スニガ
提供:JAIHO










