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アメリカ・修学旅行①

ー『It Follows(イット・フォローズ)』鑑賞! ー

このゴールデンウィークを使って、アメリカで映画にまつわる様々な体験をしてきました!それを何回か連続して書かせていただきます!

今回は『アメリカン・スリープオーバー』の監督、デヴィッド・ロバート・ミッチェルの最新作『イット・フォローズ』を鑑賞してきたので、それについて書こうと思います。
インディーズのホラー映画でかなりのヒットを飛ばしている本作。公開からかなり経ちましたが、未だにアメリカのシネコンで拝見することができました。見に行ったのがニューヨーク州のロチェスターという地方都市でしたが、ハリウッドのシネコンでもまだ上映中です。

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あらすじは、とある寂れた田舎町に住む高校生たちが謎の幽霊に次々と襲われていく、というお話です。
グッチーズで前回取り上げた『アメリカン・スリープオーバー』同様、子供たちと反射する水面がとても重要なキーになります。グッチーズが作ったパンフレットに載っていますが、監督インタビューで「水にインスパイアされる」と述べています。
水面だけに注目しても、もう水辺が出るわ、大きいプールも出るわ、小さいプールも出るわ。インタビューした時期にちょうど本作の編集を行っていたということですし、この点は監督自身が意識し始めているのかもしれません。
さらに高校生たちの物語という点では、青春映画についての山崎まどかさんの言ったことなども思い出せると思います。
是非『アメリカン・スリープオーバー』のトークショー再録をご覧下さい!

山崎まどかさんのトークショーはこちら!

そしてそして、とてつもなく重要なのは背景からやってくる幽霊。原題は『It Follows(それが付いてくる)』と言う位ですから、まぁよく幽霊が後ろから追跡してくるんですね。「志村、後ろ! 後ろ! 」という感じの背後霊って映画でよく見かけますよね? 今回の映画ではとにかく背景に背後霊がいて、それが背景から真っ直ぐ目の前に向かってくる。だから映画見てる最中なんて、ずっと背景が気になって気になってしょうがないんです。

個人的には『エレニの旅』の冒頭の感覚に似てる気がします。もちろん『エレニの旅』という映画はホラー映画ではありませんが、怖い云々を抜けば映像でやってることは似てます、というだけです。たとえるならば「ん? 何かこっちに来る。。。?なんか来る。いや真っ直ぐこっちに来る! 」っていう怖さ。もう怖くて怖くて、しょうがないんですね。

あとこれは個人的に気になることですが、過去の存在がやけに際立ちます。スマホを弄る現代っぽさを残しつつ、木製ブラウン管テレビを見てたり、そのテレビで放送されている映画もかなり古かったり。高校生のデートで行く映画館なのに、これまたオルガンが付いてるような、古くからある映画館。街中の建物の寂れ具合や、デートで行く廃墟。
終盤の背後霊との決闘シーンなんて、もうそれの極地です。もう今じゃ使わないもののオンパレード!
ホラー映画見てると、もちろん過去の存在が気になることが多いですが(分かりやすいのは墓場とか、寺・神社・教会とか)、それに対して妙な質感があります。単に映画の過去にまつわるもの、とかだけではなくて。

この点は『アメリカン・スリープオーバー』のトークショーで樋口泰人さんが言った「予感」という言葉にも繋がるかもしれませんね。この点は樋口泰人さんと森岡龍さんのトークショーをご覧下さい!

樋口泰人さんと森岡龍さんのトークショーはこちら!

さて本作の日本公開は如何に!?

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『It Follows』の予告編はこちら!


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Killer of Sheep

スラム街に暮らす黒人たちの暮らしを鮮やかに描き、望まれながらも長らく劇場公開されなかった、黒人監督チャールズ・バーネットによる幻の傑作。 1970年代中頃、ロサンゼルスにあるワッツ地区。黒人たちが住むそのスラム街で、スタンは妻と息子、娘の4人で暮らしている。スタンは羊などの屠処理の仕事をし、一家は裕福ではなくても、それほど貧しくはない生活を送っていた。しかし仕事に励むなかで、日に日にスタンの精神は暗く落ち込み、眠れない日を送るなかで妻への愛情を表すこともしなくなっていた。 子供たちが無邪気に遊びまわっている街は、一方で物騒な犯罪が起き、スタンの周りの知人友人にも小さなトラブルは絶えない。 そんななか、家の車が故障したため知人からエンジンを買おうと出掛けるスタン。しかしエンジンを手に入れたスタンは、その直後思わぬ事態に見舞われるのであった……。

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