イベント特設ページ
このページでは『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』×『キングス・オブ・サマー』に寄せていただいたコメント(順次更新予定)、そして当日お配りするオリジナル・パンフレットの内容などを一部ご紹介します!
上映スケジュールはこちらから
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
ジョーダン・フォークト=ロバーツ監督(『キングス・オブ・サマー』)からのコメント
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■コメント(執筆者名、青=『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』、緑=『キングス・オブ・サマー』、赤=『ウェット』&『キングス』について)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サマー・キャンプの仲間気分は、みんなで一緒に見る劇場でないと味わえない。
山崎まどか(文筆家)※山崎まどかさんには12日にご登壇いただきます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴェンダースの『さすらい』の米題は、「King of the Road」だったと思う。主人公たちが途中でレコードと一緒に歌う歌のタイトルから取られたものだ。ダメ男ふたりの旅の物語は「キング」というイメージか らはほど遠い。原題は『さすらい』のニュアンスに近く、「キング」とはまったく関係ないのだが、しかしそれでも「キング」なのだと歌う彼らの気持の屈折 と、それを生んだ彼らの悲しみや痛みや怒りや戸惑いが不意に胸を撃つ。そんな映画を思い出しながら観た。胸は撃たれっぱなしだった。しばらく聴くことのなかったジェフ・ハンソンの『MADAM OWL』やジェイソン・アンドリュー・モリーナ率いるソングス・オハイアの『マグノリア・エレクトリック・カンパニー』といったフクロウのジャケットのアルバムを聴きたくなった。ジェフは不慮の事故死、ジェイソンはアル中で亡くなった。映画の中の若者たちの今後は一体どうなるのだろうか。そこにはない何十年後かの視線をどこかに感じて、胸が痛んだ。
樋口泰人(boid主宰、映画批評家、音楽批評家)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
早く大人になりたい10代の少年少女と、引率のまるで子供みたいな大人たち。彼らのサマー・キャンプ最終日は、信じられないくらいに可笑しくて、愛おしい!
私も10年後、もう一度彼らに会いたいです。再会できたら、きっと今日と同じように笑うんだろうけど、見方は違うんじゃないかなあ。わたしが学生の時分でこの作品に出会えたことを、大人に自慢して回りたい!
則定彩香(IndieTokyo雑用係長)横浜国立大学にて、フランソワ・トリュフォー作品を研究中
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
毎日こういう映画だけ観ていたい。
キスするときもダッシュするときも爆笑するときもずっと全力。
どんなにデタラメなことが起きても常に本気。
ふとジャン・ルノワールの映画のことを考えたのだけど、この映画がルノワールに似ているというよりも、ルノワールがこの映画に似ている、と考えてまた楽しくなった。
切実に、こういう映画だけを観ていたい。
三宅唱(映画監督)最新作『THE COCKPIT』全国順次公開中
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気づいたらとんでもない大物監督になってると思うよ。ジョーダン・フォークト=ロバーツを今のうちに!
門間雄介(編集者、ライター)※門間雄介さんには19日ご登壇していただきます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
テントも運転免許も持ってないのに、最近やたらキャンプに行きたかった。自然に癒されたいのか、現実逃避か、単にこの夏どこにも行けなかったからなのか……とにかく真っ暗な森の中で焚き火に当たって辛くて熱いカレーライスをむさぼり食いたいと思っていた。
そんな折に『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』と『キングス・オブ・サマー』を観て、頭を小突かれたような気がした。
『ウェット・ホット〜』の若者たちは好き勝手し放題なのに、なぜスケジュール通りに事が進んでいくのか。『キングス〜』の主人公は鳥の巣箱すら期限通りに作れなかったのに、なぜまたたく間に隠れ家を建てることができたのか。やりたいことをやる。重要なのは願望の強さでもなく、効率性でもない。浅はかな気持ちでも、ぐずぐずでも、とにかくやる。
キャンプは非日常じゃない。森は私たちの目の前に広がっている。
黒岩幹子(編集業、boidマガジンなど)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月12日(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』)ご来場のお客様コメントの一部掲載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月19日(『キングス・オブ・サマー』)ご来場のお客様コメントの一部掲載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
NEW!!
9月26日(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』)ご来場のお客様コメントの一部掲載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■パンフレット内容(ご来場いただいた方にはもれなく配布致します! さらに、前回の『アメリカン・スリープオーバー』のパンフレットも数量限定でプレゼント。)
※会場では1部300円でパンフレットのみの販売も行っております。(数には限りがございますので予めご了承下さい)
※26日の上映では、チケット購入者に12日の山崎まどかさんのトークをまとめた小冊子も配布します!
◯ 山崎まどか Special column(前半部分を公開! 続きは劇場で。)
◯【特集】ウェット・ホット・アメリカン・サマー 人物相関図
◯【特集】ウェット・ホット・アメリカン・サマー キャンプ・スケジュール(朝方のスケジュールまで公開! 続きは劇場で)
COMMENTS