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年末映画祭り!「70-80年代“ほぼ“アメリカ映画傑作選」【12/17~12/30 下高井戸シネマにて開催】

昨年末に開催され大好評を博した「70ー80 年代アメリカに触れる! 名作映画鑑賞会」がバージョンアップして戻ってきた!

年末映画祭り!「70-80年代“ほぼ“アメリカ映画傑作選」と題し、12/17(土)―12/30(金)の期間、下高井戸シネマにて開催決定!
日本でも高い人気を誇るカサヴェテスの怪物的代表作に、惜しくも一昨年逝去されたメルヴィン・ヴァン・ピーブルズの風刺コメディ、現在アクセスが難しいジョナサン・デミ、エレイン・メイ、ポール・ニューマンの監督作、そしてアメリカ人でありながら亡命以降、英仏で作品を発表し続けた孤高の映画作家ジョセフ・ロージの遺作であり異色作もラインナップ。

約半世紀に渡って愛される名作をスクリーンで見られる“最高の映画体験”で、今年を締めくくろう!

<会場>下高井戸シネマ

<会期>12/17(土)―12/30(金)

<トークショー>
12月17日『ハズバンズ』上映終了後 安川有果(映画監督)×鈴木史(映画監督・美術家・文筆家)

12月18日『愛されちゃって、マフィア』上映終了後 渡部幻(映画批評・編集者)×大森さわこ(映画評論家)

12月21日『スチームバス/女たちの夢』上映終了後 月永理絵(エディター・ライター)×奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)

12月22日『おかしな求婚』上映終了後 渡部幻(映画批評・編集者)×佐野亨(フリーライター・編集者)

12月24日『イシュタール』上映終了後 南波克行(映画批評家)×篠儀直子(翻訳者・映画批評)⇦NEW

 

<作品解説>
上映日:12/17、23、27
『ハズバンズ(142分版)』
1970年・アメリカ・142分
日本でも高い人気を誇る映画監督ジョン・カサヴェテスの代表作。131分版は日本では以前監督のレトロスペクティブで上映、現在は配信もされているが、142分版は今でも日本では見ることができず、今回は極めて貴重な上映となる。名俳優が織りなす50年前の「男たち」の映画は、現在どのように映るだろうか。

上映日:12/20、24、28
『ウォーターメロンマン』
1970年・アメリカ・100分
ブラック・ムービーの金字塔『スウィート・スウィートバッグ』で名高いメルヴィン・ヴァン・ピーブルズ監督が、その前年に撮りあげた重要作。黒人差別主義者の白人がある日突然黒人になってしまうという現代の視点から見直す意義が極めて高い風刺コメディ。

上映日:12/18、21、26、29
『愛されちゃって、マフィア』
1988年・アメリカ・104分
『羊たちの沈黙』や『フィラデルフィア』で世界的な巨匠となる寸前のジョナサン・デミが監督したロマンティック・コメディ。現代の監督の多くが彼の影響を語るが、いまだにジョナサン・デミ監督の特に『羊たちの沈黙』より前の作品が語られることは少ない。本作『愛されちゃって、マフィア』も劇場未公開かつDVDとVHSはすでに廃盤で、視聴することすら困難な状況。

上映日:12/19、22、25、30
『おかしな求婚』
1971年・アメリカ・102分
俳優、コメディエンヌ、脚本家、そして映画監督として多彩な活躍をしたエレイン・メイは今もっとも注目すべき才人の一人だ。女性監督やクリエイターが正当に評価されはじめた現代にあって、彼女を改めて紹介し作品に触れることの意義は極めて大きい。本作は当時日本で劇場公開されたのみで、Blu-rayや配信はもちろんVHSすら発売されていないことが、今までの彼女への過小評価を物語っている。今回の上映が女性監督や映画界における女性という観点ついても考えるきっかけになることを願う。

上映日:12/19、22、25、30
『ハリー&サン』(劇場初上映)
1984年・アメリカ・117分
ポール・ニューマン監督兼主演を務めた、親子ドラマの傑作。しかし、日本では今では劇場公開の機会はなく、視聴するにはVHSのみという不遇な映画である。監督作も5本目を迎え、ポール・ニューマンの監督としての才能が充実の時にある本作の上映は、映画人ポール・ニューマンの再評価にとって必要不可欠なものとなる。

上映日:12/18、23、27
『メルビンとハワード』
1980年・アメリカ・95分
後年の映画作家たちに多大な影響を与えてきたジョナサン・デミ監督の初期のカルト的な人気を誇る本作も、日本ではCS放送と限られた上映イベントで上映されるにとどまり一般公開をせずまま忘れ去られている。本イベントで上映される『愛されちゃって、マフィア』とともに本作を上映することにより、メジャーとインディペンデントを行き来し、今もっとも再評価が必要な監督の一人であるジョナサン・デミの全貌に迫る。

上映日:12/20、24、28
『イシュタール』
1987年・アメリカ・107分
現状、エレイン・メイが監督した最後の作品。豪華なキャストやスタッフにもかかわらず、「史上最悪の一本」とも評され、ゴールデンラズベリー賞監督賞を受賞。一方で、クエンティン・タンティーノやマーティン・スコセッシ、レナ・ダナムなどがお気に入りの一本としてあげており、カルト的に人気も博している。日本でもウェブ上のレビューは信じられないくらい低いが、ぜひ本作の真価は自身の目で確かめて欲しい。

上映日:12/17、21、26、29
『スチームバス/女たちの夢』(劇場初上映)
1985年・イギリス・92分
監督:ジョセフ・ロージー
出演:ヴァネッサ・レッドグレーヴ、サラ・マイルズ、ダイアナ・ドース
作品紹介:
ジョセフ・ロージー監督の遺作にして、出演者が全員女性という異色作。サウナ施設を舞台に常連客の女性たち同士が様々なことを曝け出し、語り合う。日本ではCSで放映されたのみで、今回の上映が劇場初公開。70-80年代のアメリカ映画傑作選として企画された本特集で、唯一のイギリス映画。同時期のイギリス映画を見ることで、よりアメリカ映画の輪郭がはっきりしていく……かもしれない。


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Killer of Sheep

スラム街に暮らす黒人たちの暮らしを鮮やかに描き、望まれながらも長らく劇場公開されなかった、黒人監督チャールズ・バーネットによる幻の傑作。 1970年代中頃、ロサンゼルスにあるワッツ地区。黒人たちが住むそのスラム街で、スタンは妻と息子、娘の4人で暮らしている。スタンは羊などの屠処理の仕事をし、一家は裕福ではなくても、それほど貧しくはない生活を送っていた。しかし仕事に励むなかで、日に日にスタンの精神は暗く落ち込み、眠れない日を送るなかで妻への愛情を表すこともしなくなっていた。 子供たちが無邪気に遊びまわっている街は、一方で物騒な犯罪が起き、スタンの周りの知人友人にも小さなトラブルは絶えない。 そんななか、家の車が故障したため知人からエンジンを買おうと出掛けるスタン。しかしエンジンを手に入れたスタンは、その直後思わぬ事態に見舞われるのであった……。

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