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ジョン・カサヴェテス×ジョナサン・デミが夏の終わりに帰ってくる!

2022年年末、東京の下高井戸シネマで開催した[年末映画祭り! 70-80年代ほぼアメリカ映画傑作選]にて、連日満席を記録したジョン・カサヴェテス監督の怪物的代表作『ハズバンズ(142分版)』と、一般劇場初公開となったジョナサン・デミ監督の隠れた傑作『メルビンとハワード』は、とても大きな注目を集め、ありがたいことに再上映を望む声をいただきました!

この度、そんなアンコール上映と上映劇場拡大の声に応え、『ハズバンズ(142分版)』、『メルビンとハワード』とともに、ジョン・カサヴェテス監督とジーナ・ローランによる女性ハードボイルド・アクション映画の金字塔『グロリア』も加えた珠玉の3作品の拡大アンコール上映【ジョン・カサヴェテス×ジョナサン・デミ】が決定しました!

上映劇場も大幅に増加し、下高井戸シネマ(東京)、横浜シネマリン(神奈川)、シネマテークたかさき(群馬)、京都シネマ(京都)、シネ・ヌーヴォ(大阪)、元町映画館(兵庫)、キノシネマ天神(福岡)の計7都市の映画館で、8月から9月にかけて各作品1週間限定で上映致します(※各作品の詳しい上映日等は各劇場様へご確認くださいませ)。

かなり拡大してしまったので、ぜひぜひぜひ大勢で駆けつけていただきたい!

6/24から開催がはじまった【ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ】に加えて、ジョン・カサヴェテス監督の傑作『ハズバンズ(142分版)』と『グロリア』の2本が新たに劇場公開される今年は、貴重なカサヴェテス・イヤーとなりました

控えめに言って最高ではないでしょうか!

特に本企画【ジョン・カサヴェテス×ジョナサン・デミ】で上映の『ハズバンズ(142分版)』はカサヴェテス監督作のなかでも日本では見られる機会が極めて少ない作品となります。

『グロリア』のあの素晴らしいニューヨークの空撮もスクリーンで見られる!

現時点では、配信やソフト化もなく、こちらも日本ではほとんど未紹介にとどまっているジョナサン・デミの『メルビンとハワード』と併せて、ぜひぜひぜひお楽しみくださいませ。

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『ハズバンズ(142分版)』1970年・アメリカ・142分

監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ベン・ギャザラ、ピーター・フォーク、ジョン・カサヴェテス

2022年の年末の上映では連日満席となった、日本でも高い人気を誇る映画監督ジョン・カサヴェテスの代表作。131分版は現在配信で見ることが可能だが、今回は今でも日本では見ることができない貴重な142分版での上映。名俳優たちが織りなす50年前の「男たち」の映画は、現在どのように映るだろうか。

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『グロリア』1980年・アメリカ・121分

監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ジーナ・ローランズ、ジョン・アダムス、バック・ヘンリー、ジュリー・カーメン

インディペンデントの巨匠ジョン・カサヴェテスによるハードボイルド・アクション、そしてニューヨーク映画の大傑作。冒頭のニューヨークの街を映し出す空撮から心を鷲掴みにされること間違いなし。ギャングに一家を殺された少年を助けることになったグロリア演じるジーナ・ローランズのカッコ良さに改めて痺れていただきたい。

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『メルビンとハワード』1980年・アメリカ・95分

監督:ジョナサン・デミ
出演:ポール・ル・マット、ジェイソン・ロバーズ、メアリー・スティーンバージェン

ポール・トーマス・アンダーソンをはじめ多くの映画作家たちに多大な影響を与えてきたジョナサン・デミ監督の初期の傑作であり、大富豪のハワード・ヒューズの遺産相続人となったメルビンの体験談の実話化。日本ではCS放送と限られた上映イベントで上映されるにとどまっていたが、昨年の上映イベントでは絶大な人気を博した。

※各作品の上映情報やチケット情報などは各劇場様へご確認くださいませ。

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Killer of Sheep

スラム街に暮らす黒人たちの暮らしを鮮やかに描き、望まれながらも長らく劇場公開されなかった、黒人監督チャールズ・バーネットによる幻の傑作。 1970年代中頃、ロサンゼルスにあるワッツ地区。黒人たちが住むそのスラム街で、スタンは妻と息子、娘の4人で暮らしている。スタンは羊などの屠処理の仕事をし、一家は裕福ではなくても、それほど貧しくはない生活を送っていた。しかし仕事に励むなかで、日に日にスタンの精神は暗く落ち込み、眠れない日を送るなかで妻への愛情を表すこともしなくなっていた。 子供たちが無邪気に遊びまわっている街は、一方で物騒な犯罪が起き、スタンの周りの知人友人にも小さなトラブルは絶えない。 そんななか、家の車が故障したため知人からエンジンを買おうと出掛けるスタン。しかしエンジンを手に入れたスタンは、その直後思わぬ事態に見舞われるのであった……。

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