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若手映画監督×クラシック映画

「若手映画監督×クラシック映画」

グッチーズ・クラシック部は、『ルイジアナ物語』『エストラパード街』のDVDを発売しております(詳しくはこちら)。

しかし、約70年前の映画を今みる楽しさ・魅力とは? という思いも。

そこで、いま現在活躍されている若手映画監督の方に動画でコメントを寄せていただきました。この2作品が、どんな魅力をもっているのか、言葉によるコメントでも、映像による表現でもなんでもありでお願いしました。各監督たちの個性も見える「コメント」をいただきましたので、送っていただいた順に一挙公開いたします!

「これは!」と気になる「コメント」がありましたら、その監督の情報を検索・フォローなどしてみてください。で、もちろん『ルイジアナ物語』『エストラパード街』DVDもよろしくお願いします!


小田香(おだかおり)
1987年大阪府生まれ。フィルムメーカー/アーティスト。イメージ・音・人間の記憶(声)を通して映画/映像/絵画などを制作。制作プロセスの中で、「我々の人間性とはどういうもので、それがどこに向かっているのか」を探究する。

2010年、初制作である中編映画作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭で観客賞を受賞。その他、東京国際LGBT映画祭など国内外の映画祭で上映される。  2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮する若手映画作家育成プログラムであるfilm.factory (3年間の映画制作博士課程)に第1期生として招聘され 、2016年に同プログラムを修了。

2014年度ポーラ美術振興財団在外研究員。ボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱 ARAGANE』(2015) が山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。その後、リスボン国際ドキュメンタリー映画際、マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)、台湾国際ドキュメンタリー映画祭などに招待される。

2017年に完成したエッセイ映画『あの優しさへ』が、ライプティヒ国際ドキュメンタリー&アニメーション映画祭ネクスト・マスターズ・コンペティション部門にてワールドプレミア上映され、そののち国際映画祭を巡回。

HP
https://www.fieldrain.net/


川尻将由(かわじり まさなお)
アニメーション作家。1987年生まれ。大阪芸術大学卒。アニメスタジオに勤務後、映像制作会社、ねこにがし を起業。

監督作『ある日本の絵描き少年』は第40回ぴあフィルムフェスティバルにて準グランプリなどを受賞。本作は全編無料でご覧になれます!

下北沢トリウッドでの再上映も決定!

7.13(土)~15(月祝)16:40

7.17(水)~19(金)16:00

7.20(土)21(日)12:00

7.22(月)~25(木)15:40

7.26(金)21:00

※火曜定休

一律800円 ポストカード付き

☆リピーター割!劇場で観た事が分かるもの(半券、チラシ、写真、ツイートなど)の提示で500円。

『ある日本の絵描き少年』予告編
https://youtu.be/UNL6o5UJf_E

株式会社ねこにがし/公式サイト
http://nekonigashi.com/

twitter
https://twitter.com/nekonigaCEO


廣原暁(ひろはらさとる)
1986年東京都出身。武蔵野美術大学映像学科卒業。東京藝術大学大学院 映像研究科修了。2009年に制作した『世界グッドモーニング!!』が、2010年のぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞。さらに同年、バンクーバー国際映画祭でグランプリを受賞し、ベルリン国際映画祭など世界各国の映画祭にて上映される。

2013年にPFFスカラシップ作品『HOMESICK』が全国公開され、劇場デビュー。最新作は『ポンチョに夜明けの風はらませて』。どちらもDVD発売中。

公式HP
http://www.satoruhirohara.com/


中村祐太郎(なかむらゆうたろう)
東京都大田区出身。多摩美術大学映像演劇学科卒。第29回東京国際映画祭に出品された『太陽を掴め』で劇場長編デビュー。翌年『女流闘牌伝 aki-アキ-』で商業映画デビューをする。

2019年『スウィート・ビター・キャンディ』(主演:小川あん)。が公開予定。役者としても活動している。

また、4/19~5/2、アップリンク渋谷で、「ラブラブラブシネマ」という映画祭も開催予定。
この映画祭の為の、撮り下ろしも上映される。
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53939


深田隆之(ふかたたかゆき)
1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh映画祭等に入選。2018年、『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭の長編コンペティション部門にてノミネートされる。

また、2013年から行われている船内映画上映イベント「海に浮かぶ映画館」の館長でもある。iPhoneを使用した日記映画『私のための風景映画』を日々制作しvimeo上で発表している。

HP
https://fukatakamovie.jimdo.com/about-me/


池添俊(いけぞえしゅん)
1988年香川県生まれ大阪府育ち。インディーズ映画製作に従事し、フリーランスでデジタル映像を作る傍ら、個人で8mmフィルム映画を作成する。現在、デジタルとフィルムを横断する新たな映画表現を模索中。
2018年『愛讃讃』がイメージフォーラムフェスティバル2018にて東アジアエクスペリメンタルコンペティション優秀賞受賞、第40回ぴあフィルムフェスティバルノミネート。その後、第12回グラスゴーショートフィルムフェスティバルにてビルダグラスアワードスペシャルメンション授与、第43回香港国際映画祭短編コンペティション部門で上映される。
最新作は祖母の記憶(声)から制作した『朝の夢』。

 

公式HP
https://www.shunikezoe.com


また、山本英(やまもとあきら)監督からは、コメントをいただいております。

エストラパード街

若い夫婦がどうあり続けられるか。
そこには別の異性との関係に疑惑を抱くこともあるだろう。
それに伴う嫉妬や見栄の中に、登場人物たちの愛おしさが見えてきます。
いつの時代も男は明かりの灯った恋人の部屋を見上げる。
その灯りが消えない限り恋は続いていくだろうし、きっとこの映画は輝き続けるのだと思います。

ルイジアナ物語

昔は今より自然との距離がもっと近かったのでないか、そう感じます。
まるでワニやアライグマも共演者の一人のようです。
何より驚かされるのが、自然と同等に石油採掘場の作業シーンが丁寧に時間をかけて描かれていることで、その自然も工業も均等に見つめるフラハティの目線に心を掴まれました。
こういった目線こそ今にとって、とても大切なことなのだと思います。

山本英(やまもとあきら)
1991年、広島生まれ。東京造形大学で映画を学ぶ。大学卒業後、映像制作会社で働く傍ら広島に住む祖父を撮影した『回転(サイクリング)』がぴあフィルムフェスティバルに入選し、香港で上映される。その後、東京藝術大学大学院映像研究科監督領域に進学し、映画監督の諏訪敦彦、黒沢清に師事する。修了制作の『小さな声で囁いて』はマルセイユ国際映画祭に正式出品される。

HP
https://akira-yamamoto.com/

 

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Killer of Sheep

スラム街に暮らす黒人たちの暮らしを鮮やかに描き、望まれながらも長らく劇場公開されなかった、黒人監督チャールズ・バーネットによる幻の傑作。 1970年代中頃、ロサンゼルスにあるワッツ地区。黒人たちが住むそのスラム街で、スタンは妻と息子、娘の4人で暮らしている。スタンは羊などの屠処理の仕事をし、一家は裕福ではなくても、それほど貧しくはない生活を送っていた。しかし仕事に励むなかで、日に日にスタンの精神は暗く落ち込み、眠れない日を送るなかで妻への愛情を表すこともしなくなっていた。 子供たちが無邪気に遊びまわっている街は、一方で物騒な犯罪が起き、スタンの周りの知人友人にも小さなトラブルは絶えない。 そんななか、家の車が故障したため知人からエンジンを買おうと出掛けるスタン。しかしエンジンを手に入れたスタンは、その直後思わぬ事態に見舞われるのであった……。

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